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Gマーク取得のメリット・デメリット/Gマーク申請代行

Gマーク認定は、荷主等の利用者が安全性の高い事業者を選びやすくする等の観点から、国土交通省が「安全性優良事業所」を認定する制度です。

取得のメリット・デメリットを紹介いたします。

Gマーク取得の3つのメリット


事故の減少

Gマーク制度は、国から安全な事業所だと認められる制度です。
評価基準が高く、信頼度の高い認証制度となっており、評価基準の一つに、「安全性への取り組み」があります。

取得するためには、安全性への取り組みの基準をクリアする必要があるため、必然的に安全対策を講じることとなり、自然と安全性への意識が磨かれるとともに、事故の減少が期待できます。
また、Gマークを取得し、国から認められることで、会社全体の安全性への責任感が芽生えます。

(参照:国土交通省ホームページ)

荷主からの信頼

Gマークは国土交通省から認証された制度ですから、荷主からの注目度もとても高い制度です。

取得すると、荷主から事故の少ない安全性の高い事業所だと判断され、厚い信頼を得られることが期待できます。

また、トラック協会のホームぺージに掲載されるため、認知度の向上にもつながります。

経費削減

前述した事故の減少により、保険料を抑えることができ、経費削減につながります。

また、Gマーク取得の評価項目の一つ、エコドライブの取り組み等のいわゆる”省エネ運転”は、燃料代や修繕費の経費削減となります。

Gマーク取得による5つのインセンティブ


保険料の経費削減

  • あいおいニッセイ同和損保 「運送業総合保険」
  • 損害保険ジャパン日本興亜「ビジネスマスター・プラス物流業プラン」
  • 神奈川県自動車交通共済協同組合
  • 四国交通共済協同組合

貨物保険の割引により、経費削減ができます。

IT点呼の導入・点呼の優遇

2地点間を定時で運行する場合の他営業所における点呼、同一敷地内に所在するグループ企業間での点呼が可能となります。

違反点数の消去

●違反点数の付与期間
通常⇒3年間

CNGトラックを導入しやすい

天然ガスを燃料とした「CNGトラック」導入時の補助条件が緩和されます。
トラック協会が行っている低公害車導入促進補助金の最低導入台数が3台⇒1台に緩和されます。

助成金の優遇

●ドライバー等安全教育訓練促進助成制度
 特別研修への受講料助成金の増額 (通常7割→全額助成)

●安全装置等導入促進助成事業
 IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器への1台につき、2分の1、上限2万円の助成

●経営診断受診促進助成事業
 ・経営診断助成金の増額(通常8万円→10万円)
 ・経営改善相談助成金の増額(通常2万円→3万円)

●自動点呼機器導入促進助成事業
 ・導入台数上限の緩和(通常1事業者1台→1事業者2台)
 ・助成額上限の増額(通常1台あたり上限10万円→2台分で上限20万円)

Gマーク取得の2つのデメリット


申請書類の準備や管理が大変

Gマークを取得するためには、38項目の審査基準をクリアしなければなりません。
クリアするためには、一つ一つに対策を講じる必要があります。

また、帳票類が正確に記録・保存されている必要があり、提出書類も膨大であるため、
事務作業の負担が重く、普段の作業に加えて申請準備の人員と労力と時間を確保しなければなりません。

日頃から安全性向上を図らなければならない

Gマーク認定には有効期限があり、新規に認定された事業所は2年間。初回更新なら3年間。2回目以降の更新では4年間、Gマークが有効となります。

更新の度に再評価が行われるため、事故や違反が多かった場合、Gマークが取り消されてしまう可能性があります。日頃から安全性向上を図るための、費用と人員を確保しておかなければなりません。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
Gマークの取得は、簡単なものではありませんが、今や業界の常識となっており、数多くの事業者が取得しています。

荷主からの信用、事故の減少、経費削減、多くのインセンティブ、Gマーク取得にはこれだけのメリットがあります。

Gマークを取得するには、法令遵守はもちろん、計画的に社内体制を整えなければなりません。

当事務所では、お客様のGマーク取得をトータルサポートいたします。
煩雑な書類業務はもちろん、評価基準をクリアするためのサポート、その後のフォローまで承っております。
ぜひお気軽にご相談ください。

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